昭和のコンサートチケットの取り方は、販売日の指定の時間になると、まずサウンドクリエーターに電話。早く繋がるほど前の席が取れるらしいと聞いてたので、みんな一斉にかけるから、ほとんど話し中になる。ピ・ポ・パ・ポ、ツーツー、ガチャ。かけてもかけても話し中。機械のように、ピ・ポ・パ・ポ、ツー、ガチャと、ツーが聞こえたらすぐ切って、またかけ直すので、切ってから「今の、もしかして繋がったてたかも?」と言う事もあった。何かに憑りつかれた様に、ひたすらかけ続けてた。繋がって初めてそれを買う権利を得て、現金書留でチケット代を送って、チケットが送られてくるのを待った。もう根気と忍耐力のたまものだった。今は、何でもネットで簡単に出来るから超便利。でも、しんどかった分、ゲットした時の喜びも、思い入れも強かった気がする。