平成14年に放送された「精霊流し」のドラマを観た。さだまさしが歌う精霊流しは元々大好きだし、この歌の原点も知りたかったので16話一気に観た。坂口憲二、中村俊介、佐野史郎、宮崎美子、風吹ジュン、豪華キャストがみんな若い!昭和感あふれる背景と、青春感がすごく良かった。「2人でこ~さえたお~揃いの浴衣も今夜は1人で着ます~♬」で、なんとなく予想はしていたものの、従弟の春ちゃんが亡くなった時は、涙が滝のごとくザーザー流れた。ただ、どこからが自叙伝でどこからが脚色かわからないけど、その後の佐野史郎の役どころが強烈すぎて最終的に全部そっちに持って行かれた。
私の中でこのドラマは、料理屋の真面目な大将が、博打にハマって借金が莫大に膨れ上がり、追い回されてパニックって常連さんを車で轢き殺してしまう最悪な話だった。「精霊流し」を観ていたのに、気付けば「償い」に変わっていた。これってさだまさしの集大成ドラマだったのか?精霊流しの歌を聴くと佐野史郎が浮かぶようになった。
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