百恵ちゃんの赤いシリーズ。赤い疑惑、赤い衝撃、赤い運命は当時の女子の憧れ。オープニングソングは、ノート片手に歌詞を速記のように書き連ねて覚えてた。シリーズの中でも最も印象に残っているのは赤い運命の三國廉太郎の怖さ。伊勢湾台風の時に赤ちゃんが取り違えられ、17年後に検事の宇津井健か前科者の三國廉太郎のどちらかに引き取られる。宇津井健の方がいいに決まっているやろ。釣りバカのすーさんならいいけど、その時の三國廉太郎は全然別人。百恵ちゃんは、三國廉太郎に怒鳴られ秋野暢子にいじめられる。私は「いづみ」という名前が好きで、両親に「いづみ」と呼ばないと返事をしない宣言をしていた時があったが、秋野暢子が演じていた役が「いづみ」だったのですぐ元の名前に戻した。それほど嫌な役だった。最終回は、はっきりは覚えてないけど、子供心に百恵ちゃんは宇津井健の娘になる代わりに、取り合いしていた男を秋野暢子にくれてやったと思った。多分、友和じゃなかったから。南条豊、何も悪くないのにとばっちり。
