平成5年の夏休み、7歳と5歳の子供を連れて「クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王」を観に行った。クレヨンしんちゃん初めての映画化と、夏休みという事もあって、梅田は人が多すぎるだろうと思った私は、行った事のない池田市の小さい映画館を選んだが、まぁびっくりするほどの人。席に座るどころか、立つ場所を確保するのも至難の業。梅田の方がマシだったかも。大人も子供もすし詰め状態で、子供達には何にも見えない。よそのお父さんは、肩車をして子供に見せているが、さすがにソレは無理。仕方なく息子をおんぶしたら、娘が自分も何とかしろと訴えてきたので、私はそのまま半腰になって娘を膝の上に立たせて組体操のポーズを取り、片手で娘のお腹、片手で息子のお尻を支えた。クレヨンしんちゃんより、私のアクロバットのポーズと汗だくで必死な顔を見てる方が絶対おもしろいハズ。何度か降ろして休憩しては、後ろと前を交代した。もうクッタクタ。脚も腕もぶらんぶらんで1ミリの力も残ってなかった。もっと残念なのは、せっかく行ったのに、3人とも映画の内容を全く覚えてない。
