2週間ごとに京都の実家に泊まりに行くけど、2カ月に1回ぐらいは大手筋商店街を視察してから行く（何様？）。昭和50年代、大手筋にはファンシーショップの「ウエダコ」「ツチダ」、「ニチイ」に「西友」、納屋町通りにはレトロな雑貨も置いてあるブティック「アンシャーリー」、ミルクセーキを注文したらもれなく自家製プリンが付いてくる喫茶店「セシボン」などなど10代が楽しめる店がたくさんあった。ニチイや西友と言っても当時は安くてカワイイ服屋さんが入ってて普通に買っていた記憶がある。40年後の大手筋は、若者の姿もなく年寄りの商店街になっていた。先月、あまりに暑かったので休憩しようと店を探してたら、お茶屋さんの奥に喫茶店があるっぽい。その店に勇気凛々で入ったら、ご婦人たちが結構入っていた。その割には静かで居心地が良い。姉は「あのお茶屋さんは昔からある」と言ったけど、10代の時、こんな渋い店、全然視界に入ってなかったな。「今、大手筋オバンばっかりや」と言ってはみたけど、私も充分オバン。あの喫茶店、また行こうと思う。
