昭和63年に、2人目を産んでから体重が元に戻らなくなった。元々太かった脚は、更にビッグになってしまい、本屋で「栗で足が痩せる」という、そんな感じの本を買った。題も全然忘れたけど、確か栗のカリウムが身体のいらん水分をどんどん出して脚痩せに効くと書いてあったと思う。それを信じた私は、買い物に行くたびに甘栗を買って食べていた。普段の食事はそのままで、ひたすら甘栗を食べ続け、気づけば更に5キロ太っていた。姉が友達に、ウチの子供の写真をいつも見せていたらしく、写り込んでる私を見て「妹さん太った？」と言ったらしい。顔も知らん人に太ったと言われ、私は深く傷ついた。昭和59年に流行った竹内まりやの【元気を出して】の「少し痩せたその～身体に似合う服を探して～♬」を「少し太ったこの～身体に似合う服を探して～♬」と、歌い続けた。考えれば、太って当たり前の事してたな。あの時、歌い過ぎたのか、今でも【元気を出して】を口ずさむ時「少し太ったこの～身体に」と歌ってしまう。
