近所のアパートが壊されて更地になった。何が建つのか気になったけど、ただ月日だけが経ち、気づけば雑草だらけ。歩きながら眺めていたら、そこにトマトが出来ていた。プチトマトじゃなくて大きいトマト。まだ青くて堅そうだけど、奥にも株があって、何個か出来てる。
母は花を愛する心清き人なので、昔から植物園が大好き。子供の頃からお世話になってる京都府立植物園にはトンビがいて、母は何年か前、いきなり弁当を奪われた。確かに「トンビに注意」みたいな看板があったけど、それを聞いてからは植物よりむしろトンビばかり目で追ってしまう。人間のおかずを空中から奪うとは卑怯な奴。トンビに油揚げをさらわれるってこの事か!
しかし、不思議なこのトマト。なんでこんな場所に?どうも、カラス・ムクドリ・ヒヨドリなんかに、トマトを食べられる被害があるらしい。フンから育ったトマト、周食型散布。孫は、そのトマトが赤くなるのを楽しみにしているけど、育てた人の気持ちを考えたら微妙。