昭和40年生まれのブログ

この世に生まれて半世紀を過ぎ、好きだったテレビ・音楽・マンガ・芸能人のコト、面白かった出来事なんかを振り返っていきたいと思いました。飽きっぽい性格ゆえに内容はブレブレですが…。母S8,姉S35,娘S62,息子S63,孫H27年生まれ。

叔母の死に方

 平成28年、母方の叔母が亡くなった。父の四十九日の時、寺の階段があまりに急で、ゼエゼエしながらやっとこさ登り「こんな所、もう二度と来たくない」と文句を言ってスグの事だった。法要の後は、年老いた親戚の中、一人ビールを飲んでゆっくり食事していたのに、本当にその後二度と来る事はなかった。旦那に先立たれ、従妹と2人暮らしだった叔母は、従妹に朝のおにぎりを作ったあと、そのままベッドで眠るように旅立ち、従妹が気づいた時には間に合わなかった。

叔母は母の妹だけど、兄弟の中ではリーダー的存で、常に兄弟や従妹に目をかけていた。そして親戚の中で1番小遣いをくれた。子供を生んだ後は子供に、孫が出来たら孫に小遣いは流れていった。四十九日の時、孫に小遣いを渡している所を発見した息子と私が「俺も」「私も」と冗談で手を出したら「あんたらにはない」と冷たくあしらわれたのが最後だ。身内は死なない唯一の味方って思ってたから、父に次いで連続の喪失感はハンパなかった。

でも叔母の死に方は【ピンピンコロリ】。味方がまた1人減ったのは寂しいけど、その死に方は羨ましい気もする。