今年も琵琶湖で人が亡くなっている。
昭和58年、高3の夏休み、進路の事で学校に呼び出されてた前日、友達から「クラブの先輩が琵琶湖で亡くなった」と連絡が来た。慌てて新聞を見たらしっかり載ってる。一つ上の先輩とは、そんなに親しくはなかったけど、突然の訃報を泣きながら担任に伝えたら、誰も知らなくて学校がざわついたのを思い出す。当時の担任ぐらいはお悔やみに行ってくれたと願う。先輩は泳げたにもかかわらず溺れて死んだ。私はこれまで1度も琵琶湖で泳いだことはないけど、急に深くなったり、藻が「おいでおいで」と手のように泳いでいる人にからまり沈めると聞く。琵琶湖の水は大事だ。滋賀県人を怒らせると「琵琶湖の水止めたろか」と言われるぐらい貴重なものだ。だけど、だからこそ神聖な場所で遊ぶのは止めた方が良いと思う。泳げる人が毎年溺れてしまうなんて何か意味があるんだと思う。私は孫がどんなにお願いしてこようとも、絶対に連れて行く気はない。
