昭和53年から24時間テレビが始まった。内容こそ覚えてないけど、それは中1の夏休みだったというのは鮮明に覚えてる。中学の夏休みの思い出と言えば、毎日のクラブ活動。暑いから学校が休みだというのに、先輩たちには気を使い直角で挨拶し、先生には水も飲ませてもらえない地獄の日々。夏休みの宿題の中に理科の自由研究があったけど、しんどいクラブが終わってから研究なんかやってられるか。夏休みはあっという間に終わった。理科の授業が始まり「1人ずつ立って何を研究したか発表してください」やばっ!私2番目!前の男子は立ち上がり、暗く小さい声で「やってません」先生の不機嫌な顔と教室のシーンとした空気の中どうすりゃいい?私は立ち上がり「星の研究を…しようと…」ここからは一気に「したんですが24時間テレビを観てしまって出来ませんでした」先生は呆れた顔で苦笑い。助かった。そこからはウケを狙うヤツ、普通にシラケるヤツと色々だったけど、中学生に自由研究なんて丸投げな宿題押し付けてもやるわけないやん。
とにかくあの時、24時間テレビが始まってくれたお陰で私は救われた。ありがとう。