運動会シーズンになると、昭和58年の高校最後の運動会を思い出す。いつもは学校の校庭だったのに、その時は【太陽が丘】で行われたので、わざわざ電車で宇治駅まで行き、そこからかなり歩いた。帰りは友達が乗ってたタクシーに便乗させてもらったぐらい遠かった。勝手にあんなところでやると決めたなら送迎バスを用意すべき。行くだけでクタクタ。
着いたら着いたでめちゃめちゃ広い。開会式でクラスは見つけたけど、後は誰がどこで何の競技をやっているかなんて全然分からない。しかも、仲良し3人組と3人4脚に出場するためだけに、こんな遠い所まで来たのに、何が仲良し3人組やねん！全く息が合わなくて、1歩進めばこけてを繰り返し、他の人はとっくにゴールしてるのに、私たちは半分も行ってない。1番最後のチームだったから次の人を待たす事はなかったけど、あまりの遅さに係のやつが「まだか」と言わんばかりに、次の競技のハードルを後ろから並べ出した。それでも、私たちは必死に完走した。悲しい事に、ゴールにはテープどころか誰もいなかった。あんなに爆笑した競技はあれが最初で最後。
