随分前のテレビで、堀内孝雄がチンペイさんに対してコンプレックスを抱いていたと明かしていた。アリスは、昭和50年代に数々のヒット曲を出したけど、堀内孝雄としてのヒット曲は当時「君の瞳は10000ボルト」だけで、それに対しチンペイさんがヒットさせた曲は数えきれない。「君の瞳は10000ボルト」も作詞はチンペイさんだし、昭和53年に百恵ちゃんが歌った「いい日旅立ち」なんか今でも歌い継がれている。高田みづえの「ガラスの花」も良い歌。チンペイさんが亡くなった今、アリスのコンサートは絶望的になった。チンペイさんがいないアリスなんかありえない。堀内孝雄だけが歌ってコーラス付けても全然違うし、矢沢透は「センチメンタル・ブルース」しか聴いた事ないし。とにかく軸の声がチンペイさんじゃないと絶対ダメ。追悼の意味で、チンペイさんのリサイタルやベストセレクションを聴いてるけど、歌詞・曲・話し方全てにおいて引き込まれる、もう天才すぎて涙出る。堀内孝雄のコンプレックスはこの先消える事はないだろうけど、逆にそのチンペイさんに見初められたって事が一生の宝になると思う。3人共もう1回コンサートしたかったね。無念が伝わってきて辛い。
