昭和40年生まれのブログ

この世に生まれて半世紀を過ぎ、好きだったテレビ・音楽・マンガ・芸能人のコト、面白かった出来事なんかを振り返っていきたいと思いました。飽きっぽい性格ゆえに内容はブレブレですが…。母S8,姉S35,娘S62,息子S63,孫H27年生まれ。

ペキンに会いたい

 昭和55年、中3の時に転校した。初日は母と一緒だけど、明日からは1人ぼっちだ。絶望のまま席に座っていたら「家どこ?」「近いから明日から一緒に電車で行く?」と天使が声をかけてきた。彼女のあだ名は【ペキン】。不安だった5月の修学旅行まで「一緒の班になろう」と誘ってくれた。彼女は小さい頃、高熱が出て吃音?が出てしまい、言葉が途切れたように聞こえる。あだ名の由来は、彼女が北京語を話すからと他の子に聞いた時には涙が出たけど、決していじめられてるわけじゃなく、誰もが「ペキン」と呼び、彼女も普通に「何?」と答えてた。彼女は小さい事は気にしない。プールの時も、女子が体系を隠しながら着替えるのに、彼女だけはオバはん体系丸出しで着替えてたし、英語の授業で当てられた時は、ガイドブックのページを間違えて丸読みし、先生が呆れて「ページ間違えてるで」と苦笑いしてても動じる事なかった。そんな彼女が大好きで、家にも何度か遊びに行ったけど、高校が分かれてからは全く会わなくなった。18歳の時、1度だけ見かけて声をかけたけど、それ以来40年会ってない。気付けば家も無くなってた。転校生でも楽しく過ごせたのはペキンのお陰だってコト伝えたいな。