平成31年、1人暮らしの母の病気をきっかけに、仕事を辞めた。実家と家の往復で、段々仕事とは別のストレスでイライラする。頭がおかしくなっていたのか、この状態をを解決するにはもう金髪にするしかないと思った。子供に相談したら大反対。「似あわないって~」そんな事はやってみないとわからない。私がリカちゃん人形みたいに可愛くなっても真似するなよ。こっそりブリーチを買った。息子は朝が早いので結構早く寝る。そしたら決行だ。私は風呂場でコソコソとブリーチ剤を塗った。ワクワクしながら洗い流し、部屋に行った。鏡には「年老いたへっぽこプロレスラー」が映っている・・。あかんやつや~!10代のこっそりは良いけど、50代のこっそりは可愛くもクソもない。バスタオルを巻き付け自分の視界から遠ざけた。次の日、子供たちに懺悔し、知り合いに見られないように援護してもらって、薬局に行った。バカな母ちゃんでごめんよ。あれから2年以上経つけど、私の髪はパサパサの明るい茶髪のまま治らない。