Ａ子は会うたびに、ご飯を奢ってくれる。彼女とは高校、短大が同じで高3からほぼ毎日一緒に過ごした仲だ。10代の頃は、考えた事なかったけど、今ものすごい格差。彼女は、エリートのご主人と大学生の子供たちと4人で立派な家に住んでいるが、私はバツ1の無職。結婚してから段々疎遠になり、30代～40代は10年に1回ぐらいしか会わなかった。10カ月前に再会してから、どんだけ奢ってもらったことか。彼女は「お返しはいらない」と言うけど、私は忘れないように支払額をチラ見しておく。
最近Ａ子と会っている事を知った姉が、恐ろしい事を言った。昭和58年、沖縄旅行を計画した時、学校が終わってからＡ子と姉の運転で京都から大阪の旅行会社まで申し込みに行った事がある。私が覚えているのは、ボロい軽４が煙をモクモク出してガソリンスタンドに助けを求めた事だけなのに、姉は大阪で私達にマクドを奢ったと言う。奢った人はそーいう事を忘れないと確信した。急いでＡ子を【いつか恩返しする人リスト】に入れたけど、まずお礼に家の掃除をすると言ったら、嫌そうにしてたから、私が行く前にバブリーはダスキンを頼むだろう。
