昭和59年、松田聖子のコンサートチケットを一緒に買った友達が急に行けなくなったからとA子からお声がかかった。チケットをタダでくれると言うのだ。今なら、そりゃもう大騒ぎだけど、当時、完全「明菜派」の私はさほど喜びもせず、生音を聞くためだけに付いて行った。好きな歌もいっぱい歌ってくれたし、可愛いし、歌もうまいし、生音はやっぱり良い。でも、悪いけど、それだけだった。コンサートが終わって、A子は友達のお礼にグッズを買えと、言われるままに何か買わされた。チケットが無駄にならなかったから、それで良いやん、とあの時は思っていたけど、そんな、有り難い話は、その先2度となかった。今頃「ありがとう!」と菓子折りでも送りたいぐらい。 それにしても昭和のコンサート、3000円って安いな!