昭和53年、京都三条駅近くに勤めていた父が、昼休憩の時間、近くに出来た回る寿司に連れて行ってくれると言った。母も姉も仕事なので、中1だった私は電車に乗って、1人父の職場に行く事になった。小学校高学年から、給食早食い女子ナンバー1と言われ、当時の私の食欲は、ギャル曽根ちゃんも真っ青なぐらいすごかった。出掛ける前に、インスタントラーメンを作って食べていたら、遅番の姉に目撃され「寿司食べに行くんと違うん？」と聞かれ「食べ過ぎたら恥ずかしいし」と渋々答えた。そんな恥部、見られたくなかったよ。案の定、それでもかなりの量を食べたから、ラーメン食べといて良かった～。
40年以上経って、最近、京都の繁華街を散策したら、知らない店でごった返し、そこだけで1日中遊べた「詩の小路ビル」も、全く気付かないぐらい、おとなしく佇んでいた。シェーキーズもないし八千代館もなかった。でも、「むさし」は今でもあった。あんた、優勝だよ！
