昭和55年、中3の時「団地のおばさん」を聴いてから、アナーキーの歌をもっと聴きたいと思った。高校生になり、アルバイトしたお金ですぐ「‘80維新」のアルバムを買ってワクワクで聴いたら、いきなり針が飛んだ。「叫んでやるぜ」か「‘８０維新」だったと思う。「不良品をつかまされた」と、急いで店に行き、レコードに傷がついていると言って交換してもらった。店の人は、「ロックをプレイヤーで聴くと、針が飛ぶかもしれないから、針の上に５円玉（10円玉？）を固定したら良いよ」と教えてくれた。ウチにはステレオがないとでも言いたいのか！実際、しょぼいプレイヤーしかなかったけど、まるで、ウチのスピーカーのせいと言われた気がして、「この子は悪くない！」と、そのまま聴いてやった。すると、また同じところで飛んだ。なんも言えねー…。それから、あわてて5円玉を貼り付けたけど、後悔先に立たず。あのレコード屋には、気まずくて2度と行けなくなった。ごめんなさい。
