小学生の時、逆上がりが出来なかった。写真のように足を引っかけてとか、ダルマと言われるお腹で回るのとかは永遠に出来たけど、腕の力が弱いのか逆上がりだけは全然出来ない。小学校低学年のとき、５歳上の姉に特訓を受けたら顔面から落ち、目の横から血を流した。当然大泣きをしてその後の練習も一切拒否した。昭和５０年、小４の体育の授業で２人１組になって１分間に何回逆上がりが出来るか数え合わされた。出来ない人間には地獄授業。相手（しかも男子）に無様な姿を見られるのも不快極まりない。やけくそで、フリだけしていたら何故か１回出来てしまった。「で・き・た…」ビックリし過ぎてフリーズした。口を開けたまま動かなくなったから、私だけ時間を止められたように見えただろう。相手も変な顔をしていた。後でめちゃくちゃ喜んだけど、それから二度と逆上がりの授業はなかった。何年もコンプレックスだった割に、出来て人生に役立ったとか、血を流してまで練習して根性鍛えられたとか、別にないんですけど。あんな授業、今もあるのか？
