昭和50年代後半、京阪電車の宇治線沿いに「オオシマトビケラ」が大発生した。その当時は実家のベランダでもたくさん飛んでいて窓なんか開けられなかった。幼虫は水の中で過ごしているらしく、成虫は2~3センチの大きさの蛾みたいなヤツになる。電車は宇治川沿いに走っているので、それまで川に潜んでいたヤツが、一斉に出てきたのか?こんな大量に!ヘルメットがいらなかった原付時代は絶対口を開けて乗ってはいけなかった。各駅に青くてバチバチいう電灯が設置され、その光に近づいたトビケラは次々死んでいく。大量の死骸が改札を出ると落ちていた。桜やキンモクセイの絨毯は美しいが、トビケラの絨毯はマっジで気持ち悪かった。いつ、いなくなったかは覚えていないけど、ここ何10年全く見かけなかった。なのに…最近実家のベランダで見つけた。マンションの入り口にもいた。35年ごとに大発生する仕組みなのか?じゃあ次回は91歳、これで見納めかな?最後と思ってもいらんわ~…。