平成27年、娘は孫を出産後4カ月で卵巣嚢腫の手術をした。当日、娘の旦那とご両親が孫を連れて来てくれたけど、娘の入院中も孫の面倒を見てもらうので、手術が終わると早々に帰ってもらった。意識朦朧の娘は「水が飲みたい」と訴えたけど口を濡らすだけで飲ませてもらえない。こっちだって朝ごはんも食べずに来て何時間も経ってるし「ちょっと売店行っていい？」と聞いたら「ギロっ！」と睨まれた。こっそり抜け出し一瞬でサンドイッチを買ってきたら、袋の音で気付かれサイコパスの目がコチラを見ていた。身体が辛すぎて何を見てもムカついたらしいけど、本当はその日、私は仕事に行って、あちらの家族に丸投げするつもりやったんやで。旦那をあんな目つきで睨んだら離婚されるで。でも同じ手術をした娘の友達は全然しんどくなかったと言うから不思議でたまらん。体質？体力の違い？
息子は3日後見舞いに行き、お腹の傷を診ながら「オナラは出ましたか？」と聞く看護婦さんの発言に「お前、へそからオナラするん？！」と真顔で質問していた。今はお見舞いも行けないご時世になったけど、笑ったら傷が痛むのをわかっていない人間は行かない方が良いと思う。
