昭和58年に自動車教習所に通い出した。あと少しの所で、原付の速度違反で免停になり、しばらくは送迎バスで通ったものの、段々面倒くさくなって通うのを辞めた。それを救ってくれたのは、当時ちょっと気になる知り合いのヤンキー男子。彼も教習所に行くと聞いた私は、勝手に「一緒に頑張ろう！」と再びやる気になった。私の教習原簿はすでに片付けられていたけど、期限ギリギリだったので、なんとか出してもらった。教習所で会うたび喜んで喋りに行ったけど、彼の言葉は意味不明。何の話からそうなったのか、いきなり「風呂屋でへーかまされた」と言った。「えっ？」何か言えるとしたら「災難やな～中で浸かっている時にか？」だけど、なんで10代の男女がオナラの話しなアカンねん！と黙ってた。その後の話で、どうも「銭湯で靴を盗まれた」と言っていると理解した。「へーかます」って、下品すぎてオナラした時にも使った事ないし。彼とは何度か教習所で会ったけど、2回も「歯に青のり付いてる」と指摘されたので、恋に発展することもなかった。でも彼がいなかったら私は大金をどぶに捨てていたはず。感謝してます。
