昭和50年代、私が小学校５～６年生の時、友達からクリスマス会に招待された。誕生会やクリスマス会があれば、誰もがサンリオショップへ行き、何時間もかけてプレゼントを選んでいた時代、私はキキララの電気スタンドを購入。日曜日、呼ばれた友達５～６人で昼ご飯を御馳走になって楽しく過ごした。プレゼント交換がクジだったか何だったか忘れたけど、私は出来れば自分が買ったスタンドが当たれば良いな～と思っていた。でも、その中には1つだけ明らかにショっボい包みの物があって、気の毒な事にそれがその家の子に当たってしまった。中身も家にある有り合わせ的な残念な物。彼女は泣いた、泣き続け、すね続けた。誰もしゃべれない雰囲気のまま、ケーキが出されたけど、彼女は半べそのままムスッとしていたので、お母さんがついに「いい加減にしなさい！」と、ビンタをかました。彼女は大泣き、もう誰もが消えてしまいたいと思うほど苦しいクリスマスだった。でも、大きなおうちに友達をたくさん呼んで御馳走やケーキでもてなして、あのプレゼントは本当にかわいそうだったと思う。交換してあげるほど大人じゃなくてゴメン。
