昭和56年、高校生になった私たちは、原付の免許を次々に取りだした。当時はパッソルとパッソーラが主流で、パッソルは6万ぐらい?パッソーラはちょっと高くて手が出なかったけど、金持ちは左右にナポレオンミラーまで付けていた。それでもラッタッタと違い、足をそろえて乗るパッソルはスタイリッシュでお気に入りだ。ステッカーを剥がされたり、ウインカーのカバーを盗まれたり嫌な思いもしたけど、ヘルメットがいらない当時は毎日、自転車替わりに乗っていた。駅から遠い私はもう電車やバスの時間を気にしないで、坂の上の友達の家までスイスイ行けた。今では怖くて乗れないが、とても有り難い乗り物だった。私は1回で免許証をゲットしたかったのでわざわざ講習まで受けた。笑われたけど、知り合いは原付の試験を3回落ちて「ゲンサン」と呼ばれていたので講習受けて良かったと思う。
そう言えば、昔は自動車教習所代は年齢×1万円と言われていたが今はどうなんだろう?