学生時代の友達A子と久しぶりに会った。この前会ったと思っていたが、軽く10年以上過ぎていた。マスクを外したA子を見て「いやっ！めっちゃ老けてる～！」私は大声で言ってしまった。10代から10年後に会うのと、40代から10年後に会うのでは年期が違った。でもA子がマスクを先に外しただけで、お互い様。昭和57年、受験勉強のために、A子の家に泊まりに行ったのをきっかけに、短大時代はバイトが終わったらA子の家に行き、そこから遊びに行き、よく泊まっていた。ある日、2人でホットカーペットでゴロゴロしていたら、A子が古い歌本を見ながら「フランシーヌの場合」という歌を何度もしつこく歌った。私は56歳になった今も、ご本人の歌を聞いたことがない。A子のしつこい歌が最初で最後だ。なのに再会して、電車で帰る時「さんが～つさんじゅうにちの～にちようび～♬」が、久しぶりに頭の中で流れた。笑いを堪えて検索したら、フランシーヌさんは3月30日に自殺していて全然笑えない歌だと言う事が、今頃分かった。フランシ～～ヌ～～～～♬
