昭和57年、姉がマンションのエレベーターで、小学生にいきなり「あんた、お姉ちゃんいるやろ~」と言われたらしい。当時、私は高校生で姉は社会人だった。学生服を着ている私がなんで姉に見えたんや!?私は老け顔を生んだ母に文句を言ったけど「老け顔は大人になったら治る」的な事を簡単に返された。5歳も年が違うのに、10年経っても20年経っても姉は妹と言われ続けた。イライラする~。40年近く経って、最近息子が近所の人に「奥さんと住んでるよね?」と言われたらしい。もしかしたら遂に老け顔が治ったのかもしれない!私は息子に何度もご近所との会話を聞き返し喜んだ。ある日、母の介護センターの担当の人が変わるので実家に来ることになり、姉と待ち受けていたら、新しい人が中心で話している姉に「妹さんですよね」と言った・・・。治ってなんかいなかった。ただ、息子が老けただけだった。
老け顔は治らない。