平成2年から、アニメ【ちびまる子ちゃん】が始まった。当時3歳と1歳だった子供はモチロン、[さくらももこ]と同い年の私もドハマり。子供が小学校高学年になった頃は、習い事のお迎えも行きたくないほど、むしろ私が夢中で観てた。そこまで楽しませてくれた[さくらももこ]は平成30年、53歳の若さで亡くなってしまった。
私は毎回【ちびまる子ちゃん】を観る時、普通に爆笑してる。ツボるってやつか？でも、その中の「お母さんの宝物の巻」という話だけは違う。お母さんが死んだらどちらがオパールの指輪をもらうかで姉妹喧嘩し、お母さんが「死んだら指輪も墓に入れる！」と怒ったら、自分が先に掘り起こすと言い合いになり、再び激怒される。まる子がその指輪を遊びに使って失くしても、自分の物だと姉妹喧嘩してたけど、順番からすれば親が先に死ぬのが当たり前なのに、指輪を手にするどころか[さくらももこ]は親より先に亡くなった。それを考えたらこの回だけは、なんだか切なかった。癌って本当に残酷だ。
