私が初めて癌という言葉を身近に感じたのは、平成5年の逸見政孝の記者会見だった。それまで癌になった人を見た事もなく、今みたいに早期発見で治るというのも聞いた事がなかったから「テレビで死ぬ事を発表した」と、めちゃくちゃ衝撃を受けた。しかも、当時はタバコを吸う人だけが癌になると思っていたのに、彼はタバコを吸わないどころか酒も飲んでない。これ未だにトラウマ。人気絶頂だった彼が亡くなった報道を聞いた時は、ショックで泣いてしまったのも覚えてる。気付けばあれから30年、私は彼より10歳も年上になった。
4年前、大腸癌で亡くなった職場の友達は、ブロッコリー畑でも持ってるのかと思うぐらい、毎日弁当にブロッコリーを入れてた。ブロッコリーって癌にならない食べ物じゃなかったっけ?嘘やん。
でも、タバコを吸わない人でもブロッコリーばかり食べてる人でも癌になる事が証明されたから、私は健康は意識しつつもタバコを吸っている
。