タオルの捨て時が分からないまま、何十年の月日が流れた。姉が、ウチのタオルを使うたび「これ雑巾？」て、よく言ってたけど、この人はこういう嫌味を普通に言う人だと気にもしなかった。何かにつけ新しいタオルを買って持ってきてたけど、すぐに変える事もしなかった。
平成22年、近藤麻理恵の【人生がときめく片付けの魔法】という本に出会ってから、劇的に物を捨て始め、今までのタオルも切り刻み本当の雑巾にし、ついに新しいタオルを使い出した。それからは、切り刻む時期が分かってきて、ローテーションが上手くいってきたと思ってたけど、ある日、姉の車に乗った時、助手席のポケットに入ってた車拭き用の雑巾を見て驚愕した。うちのタオルよりフワフワでキレイ…。そりゃ雑巾って言われるわ。むしろ雑巾以下。この女、ハミングは超ケチって使ってるくせに、何でタオルだけこんな贅沢な使い方してるねん。先日会った時も、またタオルをくれたけど、まだウチのタオルに納得していないって事か。
