昭和40年生まれのブログ

この世に生まれて半世紀を過ぎ、好きだったテレビ・音楽・マンガ・芸能人のコト、面白かった出来事なんかを振り返っていきたいと思いました。飽きっぽい性格ゆえに内容はブレブレですが…。母S8,姉S35,娘S62,息子S63,孫H27年生まれ。

信用を失う事

 平成5年頃、キャンプに行った時、子供達とテントから離れた大きな川で遊び、小さい川の中を歩いて戻っていた。川は思ったより深くなっていき、嫌なことにアブが私たちの周りに群がる。3人とも虫が苦手。特に息子の怖がり方は異常だった。突然「もう嫌や~~~!」と大泣きして1人だけ川から脱出して逃げた。面白いことに、アブ達は息子の後を追っていき、坂の途中まで行った彼はダッシュで戻ってきた。その必死すぎる形相を見て、娘と私は爆笑。ペプシマンみたいに早かったなと。笑いながらも、息子に一瞬でも見捨てられた私の脳裏には杉田二郎のANAK(息子)が流れていた。「お前が生まれたとき父さん母さんたちはどんなに喜んだことだろう~♬」息子の誕生をあんなにも喜んだのに、彼は悪の道に進んでしまった切ない歌だ。

 息子は今30歳を超えている。何か怖いニュースや映画を見るたび冗談で「俺が家族の盾になるから安心して先に逃げろ」と言うが、あの裏切りを体験した娘と私は全く信用していない。信用を失うのは一瞬だが取り戻すには25年では足りないみたい。

「きっと今ではお前も後悔をしているだろう~♬」